人名とは?

子供の名前を決める。赤ちゃんに名付け。一生背負う子供の名前を決める。

人名とは?

人名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

人名(じんめい)とは、自然人すなわちヒト個人の名前一般を指す概念である。現代日本での人の名前は姓と名からなるため姓名とも呼ばれるが、こうした構成を持たない社会も多い。他に、名前、氏名などともいう。

概要
漢字文化圏において姓と氏、さらには日本における苗字は本来は互いに異なる概念だが、今日では同一視されている。日本でも、明治維新以前は氏(ウヂ:本姓)と苗字に代表される家名は区別されていた。名は名前とも呼ばれる。

人名は、呼ぶ側と呼ばれる側が互いを認識し、指示し、コミュニケーションをとる際に使われる。人は多くの場合、戸籍などに登録されるなどした、公式の名前を持つが、それがそのまま用いられる場面は限られており、名前を元にした呼び名、あだ名、敬称との組み合わせなどが用いられることも多い。非近代社会ではしばしば真の人名は霊的な人格と不可分のものとされ、本名を実際に他者が口にして用いることに強いタブーを持つ社会が多く見られた。

名前にはその主要な属性として、音と表記がある。例えば日本人の個人名が外国の文字で表記されることがあるが、これは一つの名前の別表記と考えることができる。逆に、漢字名の場合、場合によって読み方が変わることがある。こういった表記、発音の変化に対する呼ばれる側としての許容範囲は様々である。

名前と人間の関わりは古く、名の使用は有史以前に遡るとされ、姓などの氏族集団名や家族名の使用も西方ではすでに古代ギリシアなどにその形跡があるとされ、東方では周代から後世につながる姓や氏の制度が確立されていることが確認できる。また、非近代社会においてはさまざまな理由で幼児に名前を付けない慣習が見られる地域が多かったが、1989年に国連総会で採択された児童の権利に関する条約7条1項は、「児童は、出生の時から氏名を有する権利……を有する」と定めている。


名付け
現代の日本では、上述したように、正式な名前は姓と名からなる。これは戸籍に登録されており、新生児は出生後14日以内(国外で出生があった時は3ヶ月以内)に登録する(戸籍法第49条)。

名前は親や祖父母などが考えて決める場合が多い。子供の名前を集めた本や姓名鑑定など占いの類を参考にする場合もあるが、出生当時の社会情勢が子供の名付けに反映されることも多い。

例えば、昭和10年代では戦時体制下を反映して男性の名前に「勝」「勇」などの名が上位に見られるが、戦後昭和21年以降になると「勝」は上位10位から姿を消す。昭和50年代以降は有名スポーツ選手やテレビドラマなどの主人公名が上位に見られるようになる(例えば、荒木大輔が高校野球で大活躍した時期には「大輔」が流行した。松坂大輔もその一人とされる)。女性の名前から「○子」が少なくなるなどの変化が見られる。また、皇室の影響を受ける場合も多く、今上天皇(明仁)が皇太子時代に成婚した際は「美智子」という命名が流行し、続いて皇太子徳仁親王生誕の際には浩宮にちなんで「浩」という漢字を付けることも流行した(浩之・浩子など)。